播磨サイクリスト聖地巡礼牡蠣ライド ザ・道楽
我々理容師にもサイクリストは割りと存在します。
僕も、理容業界内の自転車部に入っております。
先日、そのメンバーで、兵庫県は相生まで牡蠣を堪能してまいりました。
ただ牡蠣を喰らうだけでは自転車部ではないので、網干~相生をサイクリングしながら〆に牡蠣を頂く牡蠣ライドとなりました。
僕は先日の鈴鹿ウインターエンデューロで鍛錬不足を実感したので、大阪の自宅から自走で赴くことにしました。
まだ夜も更けきらぬ午前4時
真っ暗な中スタートです。
気温は5℃以下。
なかなかの寒さです。
大阪市内を流れる安治川を渡る地下トンネル。
今までその存在すら知らなかったのですが、後日、調べてみると、戦時中に建設された、なかなか歴史のあるトンネルでした。
言わずと知れた、阪神甲子園球場。
リニューアルされても、ツタはまた生長してきています。
ちょうど須磨あたりで日の出を迎えました。
クルマで走っていると、通過するだけの所でも、自転車だと、心打つ景色になります。
明石海峡大橋。関西のつり橋のシンボル的存在で世界最長のつり橋。
サイクリストの聖地、淡路島が眼前にあります。
見所を回りながら目的地へと進むのもロングライドの醍醐味のひとつ。
なんとか網干に到着し、メンバーの皆さんと合流。
網干から相生方面にむけてのポタリング開始です。
なかなか趣のある道で、思わず寒さを忘れるほど。
西播磨のビュースポットのひとつ、新舞子海岸の干潟。
大阪の海岸では見れない広大な干潟。
冬場の澄んだ空気で一層綺麗に見えます。
のどかな菜の花畑にて。
日頃の喧騒を忘れるには、ちょうど良い。
トラクターを押す案山子。
離れてみると、案外リアル。
西播磨の、のどかな山並み。
気持ちいい晴れ間で、大阪からの疲れも吹き飛びます。
すこし進むと、景色は変わって、海岸線。
海と山が渾然一体となった道を嗜めるのは贅沢の極みです。
先頭を曳いてくださるのは、自転車部のkenさん。
この日はミニベロながら、ロードバイクに勝る勢いで曳いてくれています。
西播磨のサイクリストの聖地のひとつ、交通安全、自転車守りがいただける、賀茂神社。
瀬戸内海の風景。
なんて事ないかもしれない海でも、サイクリング中なら、心躍る風景になります。
万葉岬。
ココも西播磨のサイクリストの聖地。
なかなかの劇坂を駆け上がり、その天辺にあるのは、瀬戸内海の雄大な海と島の絶妙な景色。
人の手では造ることの出来ない、まさに絶景。
過去に造船所があったそうで、そこらへんがルーツに長崎県で有名なペーロンが相生にもあるそうです。
そして、西播磨サイクリストの聖地、「だるま珈琲」にて、茶をしばく。
いろんな種類の珈琲があり、マスターのこだわりが伺えます。
お味も非常に美味。
マスターもサイクリストだそうで、たくさんのサイクリストが訪れるそうです。
気さくな感じで人当たりの良いやさしいマスターと居心地の良い空間。
サイクリングだけでなく、普通に訪れたい喫茶店です。
牡蠣小屋のまえの腹ごなし。
道の駅にて、牡蠣天をむさぼります。
なかに大きな牡蠣が丸ごと入ってます。
そしてこの日のメインイベント。
道の駅から一山超えて、相生発電所の辺りにある牡蠣小屋に突撃。
時間制の食べ放題で、自ら炭で焼いて頂くスタイル。
この1年分の牡蠣を堪能させて頂きました。
帰りはロードバイクを袋に入れての輪行。
電車を待つ自転車部。
のどかな駅です。
電車を待つ間、見慣れない色の電車が。行き先表示は「広島」
どうやら、JR相生駅は広島にも行けるみたいです。
あらためて遠くに来たのだなと。
この日はかなり有意義な一日でした。日常において、皆がなにかしら多忙な現代。こうやって楽しみながら濃い時間を過ごすのも、必要だと実感させてくれる、「道楽」。
まさに「道を解して自ら楽しむ」 その言葉に間違いはありませんでした。
自分にあった道楽。ひとつ見つけるだけでも、人生はより有意義になります。